有能な人材はどこでも必要とされている
3月5日に須佐町が無くなると同時に、弥富診療所の常駐医師がいなくなりました。合併の弊害が、住民のもっとも身近なところで生まれました。その原因や責任は、町長、議会、医師本人、合併協議会にそれぞれ存在します。いずれにしても、今回の市町村合併が発端であることは間違いありません。特に医師給与の大幅減額や診療所基金の取り崩しは決定的でした。これを考えるなら合併こそ一番の原因といえるのではないでしょうか。
医師確保が先決
しかし、いま行うべきことは、常駐医師の確保です。この間、議会や議員の活動としては、合併協や新しい市の行政に陳情してきました。それだけでは、なかなか前に進みません。
会って話をする必要性を感じて
住民のみなさんからの常駐医師確保の要求は日増しに強くなっています。医師確保に向け、個人的な努力も必要だと考えました。特に弥富の方々からは、弥富出身の医師に掛け合って欲しいという声も出ていました。「兄弟のうち3人も医者になっているSさんがいる。一人ぐらい何とかならないか」というものです。その末弟になる医師と私が同級生であったことから、声が高くなるのも当然です。この間、連絡を取りましたが、直接会って話をすべきだと感じました。
2005.04.10 12:22
合併は財政削減と中央集権化が目的 サービス低下 負担増
宮内きんじです。萩市一般会計暫定予算に反対します。
今回の市町村合併は、地方自治の発展のためではなく、地方自治体のリストラによる財政削減と中央集権化を図るものです。 その先には、どんなねらいがあるのでしょうか。憲法改正、特に9条の改正論議とあいまって、再び、人を殺したり殺されたりする社会の到来が垣間見えてきます。地方自治体の再編統合による中央集権化が、それと連動していることが想像できます。
2005.03.23 09:48
教育とは何かを見た鈴野川
たった一人の卒業式。鈴野川小学校で3年ぶりに行われました。花粉症でもないのに、初めから目が赤く染まる。先生の、家族の、地域の人々の思いを感じたからです。
校長先生の式辞がすべて凝縮しています。送る言葉として校歌から平和と文化、そして失敗から学ぶことで前進する、失敗を恐れず前に進むことが大事だといわれました。
平和とは郷土の先人の苦しみがあったからこそ守られていること。だからこそ、命を大事にしなければいけないと。
自分ですいた和紙で作った卒業証書。貧しいがゆえに紙を漉き、その紙で作った紙紬で服を作り、その貧しさを過ごしてきたこと。そうやって培った先人の技が、文化であり、それが地域を支えてきたと述べられた。これは、地域の人々への深い愛情そのものです。
2005.03.20 21:21