桜春 出会いと始まりの季節
春三月は、別れと旅立ちの季節。春四月は出会いと始まりの季節です。それを彩るのが桜の花。
私の通った保育園に
弥富保育園の入園式が4月5日に行われました。5番目の子であるわが娘もこの日入園しました。私も40数年前に通ったこの保育園。ちょうど私の入園のときと同じように、同じ木に桜が咲き始め、その下を通って玄関を入りました。
そしてまた、私と同じように、入園式では笑顔も見せず、泣きもせず、話しかけてもものも言わず、じっと自分を固める姿に、親子のつながりを感じています。
手作り机を餞に
弥富小学校の校庭も桜が満開です。10日の入学式には、3人の子が胸躍らせて入学します。その一人が、またまたわが息子です。
わが子が入学するときは、机を手作りするという決意を固め、今年は3台目です。一番初めは4年前に作りました。2台目は2年前、そして今年3台目。ヒノキで作る机は、いい香りが部屋一杯に広がります。
でもちょうど、最も忙しい選挙前と重なって、初めから手作りといかなかったのが後ろめたい。息子の目の前で組み立てたのが、せめてもの罪滅ぼしです。
こだわり
この机には、一つこだわりがあります。それは、引越しのときに小さくできるように、脚を着脱できるようにしていることです。私の引越しの経験を活かしています。これから、どんなときも生活の一部として、一生使って欲しいという願いを込めています。
あつい板 頑丈に
市販の机は、合板や薄い板の組み合わせです。冷たい金属のこともあります。しかし、この机は厚い板で、頑丈に作っています。やる気になれば、蕎麦打ち台にも十分なります。何より、触ってぬくもりがあります。組み立てる最中から、今度の一年生と年長、新入園の子3人が、机にのぼってその感触を確かめています。
わが子の新しい始まりの餞に父が贈る机を、しっかり使って欲しいと願うのは、親ばかでしょうか。入学の日には、桜の花を机に生けてやろうかな。
すさ民報の新しい始まりも
新たな始まりといえば、すさ民報。今回で1000号になります。初めて選挙に出た1987年の1月から毎週発行してきました。住民のみなさんの叱咤激励が、毎週の発行を支える力でした。
市議選挙が近づいています。すさ民報も新たな始まりの歩を期待されています。桜の花から林檎の白い花にかわる頃です。