新萩市の初議会  暫定予算への反対討論

合併は財政削減と中央集権化が目的 サービス低下 負担増

 宮内きんじです。萩市一般会計暫定予算に反対します。
 今回の市町村合併は、地方自治の発展のためではなく、地方自治体のリストラによる財政削減と中央集権化を図るものです。 その先には、どんなねらいがあるのでしょうか。憲法改正、特に9条の改正論議とあいまって、再び、人を殺したり殺されたりする社会の到来が垣間見えてきます。地方自治体の再編統合による中央集権化が、それと連動していることが想像できます。

卒業式

 教育とは何かを見た鈴野川

 たった一人の卒業式。鈴野川小学校で3年ぶりに行われました。花粉症でもないのに、初めから目が赤く染まる。先生の、家族の、地域の人々の思いを感じたからです。
 校長先生の式辞がすべて凝縮しています。送る言葉として校歌から平和と文化、そして失敗から学ぶことで前進する、失敗を恐れず前に進むことが大事だといわれました。
 平和とは郷土の先人の苦しみがあったからこそ守られていること。だからこそ、命を大事にしなければいけないと。
 自分ですいた和紙で作った卒業証書。貧しいがゆえに紙を漉き、その紙で作った紙紬で服を作り、その貧しさを過ごしてきたこと。そうやって培った先人の技が、文化であり、それが地域を支えてきたと述べられた。これは、地域の人々への深い愛情そのものです。

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