春三月は、別れと旅立ちの季節。春四月は出会いと始まりの季節です。それを彩るのが桜の花。
私の通った保育園に
弥富保育園の入園式が4月5日に行われました。5番目の子であるわが娘もこの日入園しました。私も40数年前に通ったこの保育園。ちょうど私の入園のときと同じように、同じ木に桜が咲き始め、その下を通って玄関を入りました。
そしてまた、私と同じように、入園式では笑顔も見せず、泣きもせず、話しかけてもものも言わず、じっと自分を固める姿に、親子のつながりを感じています。
2006.04.08 21:59
後援会活動で旧町内を訪問しています。合併に関わる不満や意見が続出しています。その一つは子育てに関わるもの。
私自身が 5人の子を育てている真っ最中ですから切実です。
「合併までは妻が家にいても、保育園入所は定員が一杯にならない限り、問題なく許可されていました。しかし、合併して萩市になると、基準に合わないと入園できないと市役所から言われた」
確かに法律や条例では保育所入所は「保育に欠ける」ということが前提になっています。
「じゃあ幼稚園に通わせるとしたらどうしたら言い。市役所は『萩か益田に連れて行ってください』という」
2006.03.26 21:57
一般会計予算案の質疑に対して、市長は「政策的なことは一般質問すべき。議会運営の問題だ」と述べました。
市長も私たち議員も全て、政治家です。事務的なことも知らねばならないのは当然ですが、一番重点を置くべきは政治的なことです。まさに政策です。議会は私たち議員の主戦場。議会に提案された議案に対し、政策的な論争をしないで政治家といえるのでしょうか。
2006.03.03 21:56
後援会の活動で、地域を回っています。今週は小川地域を回りましたが、行く先々で出会う人はみんな高齢者です。ごめんくださいと訪ねると「あんた出んさい」「おまえが出れ」「チョッと這うてきてみ」「待ってくださいよ」といって、顔を見るまでに数分かかります。どの家も同じ状況です。
この超高齢社会をこれからどう支えていけばよいのか。差し迫った現実的な課題です。この小川、弥富、高俣は萩市の中でも最も高齢化がすすんだ地域です。特別な対策を打たなければならないと実感しています。
2006.02.17 21:52
全く新しいまちができた
萩市観光協会からアンケートが届きました。いきなり「萩市の観光をどう考えていますか」という問があり、12問を記述式で答えるものでした。旧萩市の観光協会ですから、これまで付き合いがありません。また旧萩市の「観光5カ年戦略」についての問もありましたが、私には回答すべき基礎がありません。旧須佐町の計画について、旧萩市の議員に回答を求めるのと同じです。旧萩市の人たちにとって、「萩市」という名前が変わっていませんので、旧萩市がつづいているぐらいにしか考えていない人も多いのではないでしょうか。しかし、全く新しい市ができたという意識を行政も住民も共有しなければ、住民間に軋轢が生じて新しいまちづくりは進まないでしょう。
そんな時に求められたアンケートには、
2006.01.27 21:44
歳の所為で骨折?
スポーツの秋といわれますが、今年の秋は全てのスポーツに参加できませんでした。こともあろうに小学校の運動会で、骨折したからです。みんなが、「歳の所為だ」「若くないのに無理するな」などといいます。平衡感覚をつかさどる三半規管が老化し、鈍くなったという人もいます。しかし、本当に老化の所為でしょうか。私の三半規管は子どものころから鈍い。子どものころには乗り物酔いがひどかった。バスに乗っても直ぐ酔っていました。ひどいときにはブランコで酔っていました。大人になるに連れてバスや車では酔わなくなりました。慣れです。
三半規管でヒットしたのは
2005.10.29 21:40
「花のことは花にきけ」 今年の生涯学習発表会に講師としてこられた辛坊治郎さんの色紙に書かれた言葉です。辛坊さんは読売テレビの解説員で、日本テレビのズームインスーパーという朝の番組で司会をされています。
マスコミの世論への働きかけ
郵政民営化法案が7月5日、衆議院でわずか5票の小差で可決したことから、翌日の朝ニュース番組をみていました。たまたま辛坊さんの番組だったのですが、マスコミをつかった巻き返し、世論への働きかけを感じました。衆議院で5票差まで迫ったことは、国民の批判が非常に強いことを反映したものです。このままでは参議院での可決、法案成立は非常に厳しいという見方が圧倒的です。そのため、危機感を持った民営化推進をはかる側(日本の銀行業界とアメリカ資本)は、マスコミを使った世論への働きかけをすぐに始めたというところです。
2005.07.25 21:38
クラボウの社員に対する思想差別是正を求める人権裁判で、裁判所は賃金差別を是正する和解を勧告していましたが、3月31日クラボウが「遺憾の意」を表明し、「今後、憲法、労働基準法に従って従業員を公平・公正に取り扱う」との内容で和解が成立しました。(クラボウが表明 人権裁判和解)
商業新聞でも報道されていましたので、目に留まった方もおられるのではないでしょうか。
2005.04.13 21:23
教育とは何かを見た鈴野川
たった一人の卒業式。鈴野川小学校で3年ぶりに行われました。花粉症でもないのに、初めから目が赤く染まる。先生の、家族の、地域の人々の思いを感じたからです。
校長先生の式辞がすべて凝縮しています。送る言葉として校歌から平和と文化、そして失敗から学ぶことで前進する、失敗を恐れず前に進むことが大事だといわれました。
平和とは郷土の先人の苦しみがあったからこそ守られていること。だからこそ、命を大事にしなければいけないと。
自分ですいた和紙で作った卒業証書。貧しいがゆえに紙を漉き、その紙で作った紙紬で服を作り、その貧しさを過ごしてきたこと。そうやって培った先人の技が、文化であり、それが地域を支えてきたと述べられた。これは、地域の人々への深い愛情そのものです。
2005.03.20 21:21