6月定例議会

市民が主人公のまち 市民の暮らしを最優先に考えるまちをつくるために

萩市議会議員選挙後の初めての一般質問です。

 今回の質問では、市民の声を取り上げ、市長の考えを質すとともに、いくつかの提案をして、市民が主人公として大切にされるまちができるようにしたいと思います。

桜春 出会いと始まりの季節

 春三月は、別れと旅立ちの季節。春四月は出会いと始まりの季節です。それを彩るのが桜の花。

私の通った保育園に
 弥富保育園の入園式が4月5日に行われました。5番目の子であるわが娘もこの日入園しました。私も40数年前に通ったこの保育園。ちょうど私の入園のときと同じように、同じ木に桜が咲き始め、その下を通って玄関を入りました。
 そしてまた、私と同じように、入園式では笑顔も見せず、泣きもせず、話しかけてもものも言わず、じっと自分を固める姿に、親子のつながりを感じています。

町が大きくなればなるほど 人よりルールが優先する

 後援会活動で旧町内を訪問しています。合併に関わる不満や意見が続出しています。その一つは子育てに関わるもの。
私自身が 5人の子を育てている真っ最中ですから切実です。

「合併までは妻が家にいても、保育園入所は定員が一杯にならない限り、問題なく許可されていました。しかし、合併して萩市になると、基準に合わないと入園できないと市役所から言われた」

確かに法律や条例では保育所入所は「保育に欠ける」ということが前提になっています。

「じゃあ幼稚園に通わせるとしたらどうしたら言い。市役所は『萩か益田に連れて行ってください』という」

政策論戦してこそ議会

 一般会計予算案の質疑に対して、市長は「政策的なことは一般質問すべき。議会運営の問題だ」と述べました。
 市長も私たち議員も全て、政治家です。事務的なことも知らねばならないのは当然ですが、一番重点を置くべきは政治的なことです。まさに政策です。議会は私たち議員の主戦場。議会に提案された議案に対し、政策的な論争をしないで政治家といえるのでしょうか。

この超高齢社会をどう支える?

 後援会の活動で、地域を回っています。今週は小川地域を回りましたが、行く先々で出会う人はみんな高齢者です。ごめんくださいと訪ねると「あんた出んさい」「おまえが出れ」「チョッと這うてきてみ」「待ってくださいよ」といって、顔を見るまでに数分かかります。どの家も同じ状況です。
 この超高齢社会をこれからどう支えていけばよいのか。差し迫った現実的な課題です。この小川、弥富、高俣は萩市の中でも最も高齢化がすすんだ地域です。特別な対策を打たなければならないと実感しています。

観光とはなに?何度も訪れてもらうには

 全く新しいまちができた
 萩市観光協会からアンケートが届きました。いきなり「萩市の観光をどう考えていますか」という問があり、12問を記述式で答えるものでした。旧萩市の観光協会ですから、これまで付き合いがありません。また旧萩市の「観光5カ年戦略」についての問もありましたが、私には回答すべき基礎がありません。旧須佐町の計画について、旧萩市の議員に回答を求めるのと同じです。旧萩市の人たちにとって、「萩市」という名前が変わっていませんので、旧萩市がつづいているぐらいにしか考えていない人も多いのではないでしょうか。しかし、全く新しい市ができたという意識を行政も住民も共有しなければ、住民間に軋轢が生じて新しいまちづくりは進まないでしょう。
 そんな時に求められたアンケートには、

<< 1 2 3 4 5 >> 5ページ中1ページ目